近況 2022年11月その4

散歩

 

先日コロナになった。症状が落ち着いた後の自粛期間中、ジムとか店に入れないので散歩するようになった。

散歩は夜にすることが多かったのだが、紅葉を見てもどういう色なのかわからん。ここは田舎だから街灯も少ない。

だから今日は夕方に外に出て、古いカメラ片手に1時間ほどふらふら歩いた。

 

こん辺は車社会で、外を歩いている人は数えるくらいしかいない。

通勤ルート以外のところはほとんど歩いたことがなく、馴染みがない。

馴染んでないと、ほぼ同じ景色に見える。田舎だからどこも同じ景色だ、という向きもあるがそんなのは初めて都会を見た時もそうだ。場所が違えばそこにあるものも違う。

 

 

ラジオを聴く。ラジオは散歩中に聞くのが一番集中できる。

じっとしていてはラジオに集中できない。手足は何か動作させてやる。頭は使わない。それが散歩だ。だから頭だけがフリーになっていて、ラジオに集中できる。

 

告白されたとき。小さいけれど満たされていた、それでいてここのところ内容の水の入れ替わりがなかったコップに、新しい水が注ぎ入れられた感覚だった。

あの感覚は悪くなかった。能動的に、そういう感覚が得られる体験を増やしたい。多分それが若さだ。